環境省は、全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等の結果(令和元年度)を公表した。同調査は、鳥獣保護管理法に基づく指定管理鳥獣捕獲等事業の推進に向けて、全国的な生息状況の動向を把握するため、統計手法を用いて実施したもの。平成29年度末では、全国(本州以南)のニホンジカの推定個体数は中央値約244万頭となり、増加が止まり減少に転じている可能性があることが明らかになった。また、イノシシの推定個体数は中央値約88万頭となり、減少傾向であることが明らかになった。さらに、本州以南のニホンジカの個体数について将来予測を行ったところ、半減目標を達成するためには、令和元年度以降に平成30年度の約1.77倍の捕獲率を確保する必要があるという結果が得られた。同省では今後も、手法の改良を重ねながら毎年継続的に実施し、「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」に定めた目標の進捗状況の確認に活用する等により、順応的な管理を進めていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 生息状況 | ニホンジカ | イノシシ | 鳥獣保護管理法 | 指定管理鳥獣捕獲等事業 | 捕獲率 | 個体数推定 | 統計手法 | 鳥獣捕獲強化対策 |
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