環境省は、令和3年8月27日に開催された中央環境審議会自然環境部会(第44回)で、環境大臣から諮問された「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化につき講ずべき措置」及び「鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための基本的な指針について」等が審議され、諮問のとおりとして差し支えない旨、令和3年9月2日に答申されたと発表した。ニホンジカ及びイノシシは半減目標の達成には至らないが、個体数は、平成26年度をピークとして減少傾向にある。本州以南では鳥類の鉛中毒及び鉛汚染に関する科学的知見の蓄積が必要。狩猟免許所持者は増加傾向だが、捕獲活動は引き続き高齢の熟練狩猟者によって支えられている。鳥獣の保感染症への対応は、高病原性鳥インフルエンザや豚熱といった特定の感染症への対応が中心である等の現状をふまえ、第二種特定鳥獣管理計画の確実な執行管理の推進。管理の強化に伴い生じる錯誤捕獲の増加の懸念等、鳥獣の保護上の課題解決のための取組。鳥獣の保護及び管理を担う人材の育成・確保。鳥獣の保護及び管理における感染症の情報収集、鳥獣保護管理の取組への反映等の課外が掲げられている。また、「鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための基本的な指針」については、令和3年9月下旬の官報告示を予定しているとしている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
答申の概要 PDF |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 中央環境審議会 | 狩猟 | 鳥獣保護 | ニホンジカ | イノシシ | 豚熱 | 高病原性鳥インフルエンザ | 鳥獣の保護 |
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