日立ツール(株)と日立金属(株)は、(株)日立製作所の協力のもと、自動車部品用DLCコーティング(成膜)の密着性を高める技術と皮膜の特性を高める自動車部品用基材(母材)を開発したと発表した。DLCコーティングは、炭化水素からなる非晶質硬質膜で、エンジン部品等の表面に加工することで、作動時の摩擦を低減し、燃焼効率の向上が期待される一方、皮膜の密着性の改善が課題となっていた。両社は今回、皮膜の密着性を低下させる原因となっていた、コーティングと基材の界面に存在する不純物除去を強化することで、密着性を約50%以上向上。さらに、皮膜の特性を高める自動車部品用基材(母材)を併せて開発した。従来、エンジン部品の摩擦低減等を図るには、窒化処理などのコーティングが行われてきたが、両社は今後、DLCコーティングの用途を拡げ、自動車の環境性能向上に貢献するという。
情報源 |
日立金属(株) ニュースリリース
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機関 | 日立金属(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | エンジン | 日立製作所 | 自動車 | 日立金属 | 日立ツール | 環境性能 | DLC | コーティング | 燃焼効率 | 摩擦 |
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