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 京大、ボルネオ島で半地中性トカゲの新種を発見

発表日:2019.09.24


  京都大学の研究グループは、ボルネオ島で発見した新種のラルティアトカゲ属「Larutia kecil(標準和名:コガタラルティアトカゲ)」に関する論文が学術誌に掲載されたことを発表した。ラルティアトカゲ属は、東南アジアに分布するトカゲで、地中生活に適応して小さく退化した四肢が特徴。2018年3月に同島のペンリッセン山(マレーシア)で行った爬虫両生類相調査中に採取された。同種は、ボルネオ島で2例目の同属となる。本種が見つかったペンリッセン山は保護区ではないものの、希少な爬虫類・両生類や、固有種が多い。今回の新種発見は、熱帯雨林の林床に生息する小型爬虫類の多様性が哺乳類や鳥類などに比べると過小評価されてきたことの証でもあり、熱帯雨林地域の生物全体を保全するといった観点が必要であるという。

情報源 京都大学 研究成果
機関 京都大学
分野 自然環境
キーワード マレーシア | 京都大学 | 固有種 | 熱帯雨林 | 新種 | ボルネオ島 | ラルティアトカゲ属 | コガタラルティアトカゲ | ペンリッセン山 | 林床
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