大阪ガス(株)は、同社の独自技術を活用し、生ごみと生ごみ回収に用いるごみ袋を“まるごと”短時間で分解・発酵し、再生可能エネルギーとして回収できる高効率バイオガス化技術を新開発したと発表した。一般家庭から排出される生ごみ(年間1,000万トン以上)からの再生可能エネルギー回収技術として、同社はこれまで、生ごみを80℃で可溶化した後にバイオガス化し、バイオガス発生量を20%程度増加させる超高温可溶化技術の開発を進めてきた。しかし、生ごみのバイオガス化を進めるうえで、石油由来の樹脂等を原料とするごみ袋は障害となっていた。同社は今回、独自の樹脂改質技術により、生分解性プラスチックの一種であるポリ乳酸を主成分とするごみ袋の開発に目処をつけるとともに、このごみ袋を超高温可溶化技術により分解し、短時間でバイオガスとしてエネルギー回収する技術を開発。これにより、エネルギー回収量を約10%増加できるという。
情報源 |
大阪ガス(株) プレスリリース
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機関 | 大阪ガス(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | 再生可能エネルギー | 大阪ガス | ポリ乳酸 | バイオガス | 生ごみ | ごみ袋 | 可溶化 |
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