国土交通省は、国内初となる「LNG(液化天然ガス)燃料フェリー」の建造を紹介した。このフェリーは、同省および経済産業省の実証事業「内航船の運航効率化実証事業(内航船の総合的な運航効率化措置実証事業)」により、(株)商船三井が先進的省エネルギー船舶の省エネ効果に関する実証事業を行うもの。LNG燃料は、従来の燃料(船舶用重油)と比較して、1)発熱量あたりの二酸化炭素排出量が20%以上減少や、2)硫黄酸化物(SOx)の排出量がほぼゼロなどの優れた環境性能を有している。今回、同社により「LNG燃料フェリー」2隻が建造される。同フェリーは、(株)フェリーさんふらわあが借り受け、同社が運航する大阪~別府航路において既存船の代替として、2022年末から2023年前半にかけて順次就航する予定。同省では、先進的な取組への支援等を通じ、LNG燃料船の普及促進及びそれによる内航船の省エネルギー化・省CO2化を行っていくという。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 硫黄酸化物 | 国土交通省 | LNG | 二酸化炭素排出量 | 液化天然ガス | フェリー | 内航船の運航効率化実証事業 | 内航船の総合的な運航効率化措置実証事業 | 先進的省エネルギー船舶 | LNG燃料 |
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