農林水産省は、平成21年9月28日~10月9日に、タイのバンコクで開催された「京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する第9回特別作業部会(AWG-KP9)」、「条約の下での長期協力行動のための第7回特別作業部会(AWG-LCA7)」の結果を公表した。同会議には、180カ国の締約国、関係国際機関、NGO等の約1,700人が参加。森林・農業分野に関しては、AWG-KP9で、2013年以降の次期枠組みにおける、先進国の森林・農業等の吸収源の取扱いについて議論。その結果、我が国の意見も含めて改訂版の合意文書案として取りまとめ、平成21年11月にスペインのバルセロナで開催される次回会合で引き続き検討することとなった。またAWG-LCA7では、途上国における森林減少・劣化に由来する排出の削減や、気候変動における農業分野の取扱いについて議論し、森林のガバナンス、先住民等の参加、生物多様性の保全の促進等が整理された。