政府は、平成24年11月26日~12月8日に、カタールのドーハで開催された「気候変動枠組条約第18回締約国会議(COP18)」、「京都議定書第8回締約国会合(CMP8)」の結果を公表した。同会合では、3つの特別作業部会(ADP、AWG-KP、AWG-LCA)等での交渉を経て、各国の閣僚間でさらに協議を重ねた結果、最終的に以下の一連のCOP及びCMPの決定が「ドーハ気候ゲートウェイ」として採択された。1)新たな国際枠組みの構築等に向けたADPの作業に関する決定、2)京都議定書改正とそれに伴うAWG-KPの終了、3)条約の下での長期的協力に関する決定とそれに伴うAWG-LCAの終了、4)資金に関する決定、5)気候変動による損失と被害(ロス&ダメージ)に関するCOP決定。京都議定書の第二約束期間については、その長さを8年とし、2014年までに各国の約束の野心の引き上げに関する検討の機会を設けること等が決定された。次回、COP19は、2013年11月にポーランドのワルシャワで開催される。