環境省は、平成24年10月22日・23日に韓国のソウルで開催された、「国連気候変動枠組条約第18回締約国会議(COP18)閣僚級準備会合」(プレCOP)の結果を公表した。同会合では、同年末にカタール・ドーハで行われるCOP18における議論の進め方や目指すべき成果について、閣僚レベルで率直かつ自由な意見交換が行われた。具体的には、「条約の下での長期的協力の行動のための特別作業部会(AWG-LCA)」及び「京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会(AWG-KP)」の作業終了に向けた道筋、「強化された行動のためのダーバン・プラットフォーム特別作業部会(ADP)」での2020年以降の将来枠組みに向けた作業の進め方について議論が行われた。また、中国、豪州、米国、ニュージーランドとそれぞれ二国間会談を行い、交渉の現状、COP18の成果、気候変動分野における二国間協力などについて意見交換が行われた。