環境省は、平成23年4月3日(日)~8日(金)にタイのバンコクで開催された「気候変動枠組条約の下での長期的協力の行動のための特別作業部会第14回会合(AWG-LCA14)」及び「京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会第16回会合(AWG-KP16)」の結果を公表した。今回の会合は、平成22年末にメキシコのカンクンで開催された第16回気候変動枠組条約締約国会議(COP16)後に初めて開催された、公式な国連交渉であり、平成23年末に南アフリカで開催される第17回気候変動枠組条約締約国会議(COP17)に向け、本年前半にどのような作業を行うかを定めるための条約作業部会議題案の合意が実施された。また、AWG会合に先立ち、先進国及び途上国それぞれにおける緩和(排出削減目標・行動)に関するワークショップ及び、「カンクン合意」で設立された技術メカニズムの在り方をはじめとする技術移転に関するワークショップが行われた。