東京ガス(株)とパナソニック(株)は、発電効率を向上させた家庭用燃料電池(エネファーム)の新製品を共同で開発し、2011年4月1日より発売すると発表した。この家庭用燃料電池は、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電するシステムで、発電した電気を家庭内で利用し、発電時に出る熱も給湯や暖房に利用できる。同システムは、火力発電所からの電気と、都市ガス給湯暖房機からの給湯・暖房を行なう方式と比べ、定格発電時にCO2排出量を約48%、一次エネルギー消費量を約35%、それぞれ削減できる。また、年間の光熱費を約5~6万円節約、CO2排出量を約1.5トン/年削減できるという。今回、発売する新製品は、現行品に比べて発電効率をさらに向上させたもので、定格発電効率40%(LHV)を実現した。また、発電を行う「燃料電池ユニット」のシステム構成の大幅な簡素化を図るとともに、「スタック」などの基幹部品を小型化することで、大幅な価格の低減も実現したという。
情報源 |
東京ガス(株) プレスリリース
パナソニック(株) プレスリリース |
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機関 | 東京ガス(株) パナソニック(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 燃料電池 | CO2 | 水素 | 発電効率 | 家庭用 | 東京ガス | パナソニック | 給湯 | エネファーム | 排熱 |
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