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 積水化学、バイオリファイナリーの革新的技術に立脚した新会社を設立

発表日:2020.04.16


  積水化学工業(株)は、米国ベンチャー企業LanzaTechと共同開発したバイオリファイナリーの革新的技術の社会実装を目指して、 (株)INCJと合弁会社を設立すると発表した(出資比率:66%)。INCJは、社会性・成長性・革新性の観点における投資意義、経済産業大臣の技術評価や商用化に対する意見などを踏まえ、新会社に対する30億円(上限)の支援を決定した。微生物触媒を活用して可燃性ごみをエタノールに変換する技術の実証事業の実施・事業展開を行うために、先ず岩手県久慈市に実証プラントを建設し、2021年度末に稼働を開始する。実証プラントでは、標準的な施設における処理量の1/10程度にあたる20 t/日のごみを、既存のゴミ処理施設から譲り受け、エタノール変換生産する。また、自治体やごみ処理関連企業、プラントメーカーなどのパートナーを広く募り、生産したエタノールの提供なども行い、さまざまな製品開発や事業化可能性検証に参加する環境も整備しつつ、2025年度の本格事業化を目指すという。

情報源 積水化学工業(株) 新着情報
(株)INCJ ニュースリリース
機関 積水化学工業(株) (株)INCJ
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード 投資 | 自治体 | 合弁会社 | 事業化 | エタノール | 久慈市 | 実証プラント | 微生物触媒 | 可燃性ごみ | 製品開発
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