石坂産業(株)(埼玉県入間郡三芳町)は、日本電気株式会社(NEC)と協業し、廃棄物処理プラントのスマート化に係る実証実験を開始する。両社は、廃棄物処理における人手不足の深刻化や、粉じんが飛散する産業廃棄物処理の現場環境の改善などを課題ととらえ、最新のICT技術などによる省人化、安心・安全の推進などを目指す。石坂産業(株)は廃棄物処理プロセスに関する知見や、実プラントの提供を担う。一方、NECは業務用AI技術および遠隔・自律制御技術の導入などを担い、廃棄物の搬入・レーザセンサによる容積測定・画像による等級品目処理・廃材処理までの一連のプロセスと侵入検知について、ローカル5G(関係者直営のプライベートネットワーク)による大容量データの活用提案などを行う。ローカル5Gの構築や画像認識技術の高度化などにおいて、インテル(株)が協業の趣旨を踏まえて参画する。3社で実証実験を行い、2020年度下期以降、実プラントに各技術を順次導入するという。