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 国環研など、「世界のメタン収支」アップデート作業に協力

発表日:2020.08.06


  国立環境研究所(国環研)、海洋研究開発機構および気象庁気象研究所は、グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)の「世界のメタン収支」アップデート作業への協力内容を紹介した。GCPは2001年に発足した国際研究計画で、国際協働研究プラットフォーム「フューチャー・アース」のコアプロジェクト。一方、「世界のメタン収支」は、GCPにおける政策的議論などをサポートするために、網羅的で一貫性のある科学的知見を集約して温室効果ガス動態の全体像を示す研究活動のひとつ。今回のアップデート作業には、国環研ほか2機関から研究者10名が参加し、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)の大気中メタン観測データなどに基づくメタン放出量の推定が行われている。世界各地69機関・91名の研究者によるボトムアップとトップダウンにより、最近20年間(2000–2017)におけるメタン収支の時間的・地域的な変動が明らかになり、最も放出量の変化が大きかった地域や経済部門に関する知見などももたらされ、メタン排出の削減に重要な指針を与える報告であるという。

情報源 国立環境研究所 新着情報
海洋研究開発機構 プレスリリース
機関 国立環境研究所 海洋研究開発機構 気象庁気象研究所
分野 地球環境
キーワード GOSAT | 温室効果ガス | メタン | フューチャー・アース | 温室効果ガス観測技術衛星 | グローバル・カーボン・プロジェクト | ボトムアップ | メタン収支 | 国際研究計画 | トップダウン
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