(株)竹中工務店と(株)竹中土木は、地盤の加温とトレーサーの機能を持つ浄化剤を用いたVOC汚染土壌・地下水のバイオスティミュレーション技術(以下「原位置浄化システム」)を開発した。両社は2014~2019年度にかけて、岡山大学・横浜国立大学と共にNEDOの戦略的省エネルギー技術革新プログラム(テーマ名:汚染地盤を掘らずに省エネ浄化できる加温式高速浄化システムの開発)に取り組んできた。原位置浄化システムは、汚染サイトに生息する微生物を活用する技術であることをもとより、注水井戸と揚水井戸を用いて浄化剤を循環させることで、汚染された土壌・地下水を最適温度に保ち、微生物活性を引き出す仕組みとなっている。環境負荷の低く、地下水流動調査で実績のある蛍光トレーサーを用いて、浄化剤の拡散状況を可視化し、地盤への均一な注入を制御する革新的な技術であり、従来法に比べ、浄化期間、掘削除去する汚染土壌、対策コストおよびCO2排出量を約50%以下に抑えることが出来るという。