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JWA、需要予測サービスによる食品ロス削減の優良事例を紹介
発表日：2020.12.04
(一財)日本気象協会(JWA)は、気象情報に基づく需要予測サービスの活用により、商品の廃棄率が大幅に削減された事例を紹介した。JWAは福岡市の補助事業(事業名：福岡市事業系ごみ資源化技術実証研究等支援事業)において、小売業向け商品需要予測サービスにより食品廃棄率削減できるか実証に取組んでおり、事業の一環としてこのサービスの地域バージョンを開発し、2020年9月から、地域バージョンを参考とする受発注量、棚割りの調整にかかる実証実験を行っている(参加企業数：8社)。地域バージョンでは、これまでのサービスで提供していた660種以上の商品カテゴリに、同市で廃棄傾向の高い商品を追加している。参加企業の1社である(株)唐人ベーカリーの売上上位30品目において、2020年9･10月のパンの廃棄率が24.4％減(前年同時期比)と確認され、実証を始める前(同年7・8月)よりも廃棄率が14.8%削減されていることも明らかとなった。また、パンの需要が低くなる「不調傾向」のときほど、需要予測サービスの活用による食品ロス削減効果が大きかったという。
