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 ヤマハ、排ガス熱で発電する「車載用モジュール」を開発

発表日:2021.03.04


  ヤマハ(株)は、自動車排ガスの熱エネルギーから発電できる車載用モジュールを開発し、2021年3月5日よりサンプル提供を開始した。同社は、高性能熱電変換材料の開発および高精度実装技術を強みに5G等の光通信ネットワークで活用されるペルチェモジュールの製造・販売を行っている。今回、ペルチェモジュール事業により得られたノウハウ等を活かし、温度差で発電できる熱電発電モジュールを開発した。高い出力密度(従来品比)とこれまで困難とされてきた大型化(設置面積:143×103 mm2)に成功し、1モジュールで最大143Wもの大電力を供給することを可能としている。さらに熱伝導グリース塗布や酸化防止・結露対策が不要になるなど搭載作業が軽減できる配慮もある。自動車の排気管に設置することで発電でき、オルタネーターの負荷低減、CO2排出量の削減を実現するだけでなく、工場排熱・コジェネレーション・地熱や太陽熱を用いた発電などにも活用できるという。

情報源 ヤマハ(株) ニュースリリース
機関 ヤマハ(株) 
分野 環境総合
キーワード 自動車 | 発電 | 車載用 | 熱エネルギー | 排ガス | CO2排出量削減 | 熱電変換材料 | 熱電発電モジュール | 排気管 | オルタネーター
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