住友林業と芙蓉総合リースは、英国ロンドンで木造の増改築によるオフィス開発プロジェクトを開始する。同国で木造の増改築によるオフィス開発は日系企業として初めてである。プロジェクト第一弾として、1900年代初頭にロンドン市街のセントポール大聖堂近くに建築された5階建のオフィス(鉄骨造)を取得し、1~4階部分は既存オフィスの構造を保存しつつ内装工事や環境性能を向上する改修工事を行い、5~6階部分を木造で増築する。両社によれば、既存オフィスを解体・再建築する場合や鉄骨造での増改築した場合に比べて、建物のライフサイクル全体でのCO2排出量は大幅に削減され、現地の街並みといった景観保護にも貢献できるという。また、木造は鉄骨造より軽量であるため、既存構造の補強を最小限に抑えた増築工事が可能であり、工期的な短縮も見込まれる。"環境配慮型不動産開発”と銘打ち、英国政府のカーボンニュートラル目標も視野に入れ、同国における環境性能の高いオフィスの需要拡大に対応していくという戦略だ。
情報源 |
住友林業 ニュースリリース
|
---|---|
機関 | 住友林業(株) 芙蓉総合リース(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | ロンドン | 持続可能な開発 | CO2排出量削減 | 木造増改築 | 環境配慮型不動産 | Golden Laneプロジェクト | エンボディドカーボン | オペレーショナルカーボン | BREEAM認証 | EPCレート |
関連ニュース |
|