(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、タイにおいて、スチールプランテック(株)と開発した、環境対応型高効率アーク炉の実証事業を開始すると発表した。同事業は、2011年3月16日、タイ工業省工業振興局とNEDOが、バンコク市内で、基本協定書(MOU)を締結したことによるもの。事業期間は2011年度から2013年度までの3年間の予定。アーク炉とは、黒鉛製の電極と原料である鉄スクラップまたはその溶解した溶鋼との間にアークを発生させ、その熱により鉄を溶解し、鉄の温度を高める設備。今回実証されるアーク炉は、従来型のアーク炉と比較して、30%程度の省エネが見込めるとともに、日本のダイオキシン排出基準を満たす環境対応型技術である。NEDOは、同事業を足がかりに、東南アジアにおける高効率アーク炉の普及を目指すという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 健康・化学物質 |
キーワード | 省エネルギー | ダイオキシン | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | タイ | 高効率 | 鉄 | MOU | アーク炉 | 環境対応型 |
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