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 NEDOなど、先進技術を駆使して環境調和型カルボン酸合成プロセスを創出

発表日:2021.06.18


  新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)は、産業技術総合研究所、先端素材高速開発技術研究組合、(株)日本触媒と共同で、「超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト(2016~2021年度)」の成果を活用して、カーボンリサイクル社会実現に資するカルボン酸合成技術を開発したと発表した。同プロジェクトは、材料開発と計算科学の融合・連携による革新的機能性材料の創成・開発の加速化を狙いとするもので、これまで3つの研究開発項目(計算、高速試作・革新プロセス、先端ナノ計測)にかかる個別技術の開発などが進められてきた。今回、三位一体となった技術開発スキームを基盤として、さまざまな「触媒と添加剤」の探索や、ギ酸にカルボキシ基を導入してカルボン酸を合成する反応の高効率化にかかる検討を行った結果、比較的容易に製造できる物質を触媒とし、従来法よりもマイルドな温度・圧力条件下において酢酸を添加することで、カルボン酸の収率を向上できることが分かった。今後は、ハイスループット実験によって触媒の改良を迅速化し、フロー合成に適した固定化触媒の開発などに取り組むという。

情報源 (国研)新エネルギー産業技術総合開発機構 プレスリリース
(国研)産業技術総合研究所 最近の研究成果
先端素先端素材高速開発技術研究組合 ニュースリリース(本文)
(株)日本触媒 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー産業技術総合開発機構 (国研)産業技術総合研究所 先端素材高速開発技術研究組合 (株)日本触媒
分野 環境総合
キーワード カルボン酸 | カーボンリサイクル | 化学品原料 | 計算機支援 | 高速試作・革新プロセス | 先端ナノ計測 | ハイスループット実験 | ヒドロキシカルボニル反応 | フロー合成 | 超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト
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