熊本市は、市民参加型のセミ調査「熊本市セミ調査2021」を実施する(実施期間:令和3年7月5日~9月10日)。セミ類は代表的な森林性昆虫であり、都市化が進んで森林が少なくなったり、孤立した林になったりすると、種類構成が変化することから、都市化の進んでいる場所や樹林が残されている場所などについての指標となるとのこと。熊本市では2019年からセミ調査を開始しており、長期的に調査を継続して行い、セミ類の種類や分布状況の変化から環境の変化を評価することとしている。調査には小学4年生以上ならだれでも参加でき、セミの成虫や抜け殻を見つけて、種類を判別し、調査票を郵送やメールなどで同市環境局の担当部署に提出するだけ。「セミの見分け方マニュアル(PDF)」も公開しており、アブラゼミやミンミンゼミ、ヒグラシやツクツクボウシといった身近なセミについて、成虫だけでなく抜け殻での見分け方についても示されている。なお調査票や「セミの見分け方マニュアル」は、同市のホームページでダウンロードすることができる。