国際協力機構(JICA)は、カンボジア王国のPrime Road Alternative Co., Ltdが後ろ盾(スポンサー)となる大規模太陽光発電プロジェクト(実施場所:同国コンポンチュナン州)に対する融資契約を締結した。この融資は、2019年11月に政府が表明した12億ドル規模(JICA目標)の「対ASEAN海外投融資イニシアティブ(2020~2022年)」の一環として行われるもの。同施策は官民による資金の動員を基本としており、ASEAN地域におけるグリーン投資促進が目標のひとつとなっている。今回のプロジェクトファイナンスは、アジア開発銀行、国際金融公社、ノルウェー開発途上国投資基金およびタイ輸出入銀行との協調融資によって実施される。同国では国内電源の拡張が急務となっており、電力供給体制の強化に向けて独立発電事業者(IPP)による事業開発・電源の多様化が奨励されており、当該プロジェクトは廉価な電力の安定供給とともに温室効果ガス削減も目指している。JICAを含む開発金融機関によるグリーン投資モデル案件であり、後続類似案件の呼び水効果も期待できるという。
情報源 |
(独)国際協力機構 ニュースリリース
|
---|---|
機関 | (独)国際協力機構 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | カンボジア | ASEAN | 温室効果ガス削減 | グリーン投資 | Prime Road Alternative Co., Ltd | IPP | コンポンチュナン州 | 対ASEAN海外投融資イニシアティブ | 独立発電事業者 |
関連ニュース |
|