茨城県潮来市は、中華料理などに使われる食材「マコモダケ」の葉の部分に注目したプロジェクト活動について報告した。マコモとは、イネ科の水生植物。同市の河川周辺にはこの植物が多く自生しており、潮来発祥の里唄(いたこ節)の一節として唄われるなど水郷潮来の原風景の一部となっていた。この植物の茎は黒穂菌(くろほきん)が寄生することにより軟化肥大してマコモダケと呼ばれる食材になる。同市では、これまで未利用のまま廃棄されていたマコモの葉に注目し、「水郷潮来MYSTERYプロジェクト」として、この若葉をパウダー加工するプロジェクトを展開していた。マコモの若葉には、豊富な食物繊維のほか、ビタミンB1・B2、カルシウム・鉄などのミネラル、クロロフィルなどが含まれており、これらの成分が消化を促進するとのこと。2021年8月26日には、今年2回目となる若葉の収穫が行われ、100㎏超の若葉を収穫した。同プロジェクトでは、パウダー加工したマコモの若葉から、これまでパウンドケーキなどを開発しており、今後もこの未利用資源を活用し商品開発を行っていくという。
情報源 |
潮来市 最新情報
〔参考〕水郷潮来MYSTERYプロジェクトについて |
---|---|
機関 | 潮来市 |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 未利用資源 | 水生植物 | 商品開発 | 潮来市 | 中華料理 | マコモダケ | マコモ | 黒穂菌 |
関連ニュース |
|