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東北大VC、大学発ベンチャー「ファイトケム・プロダクツ」の事業拡充を支援
発表日：2019.09.18
東北大学100%出資のVC「東北大学ベンチャーパートナーズ」は、投資事業有限責任組合を介してファイトケム・プロダクツ(株)(資本金：2,055万円)に10,000万円の投資を実行した。ファイトケム・プロダクツ(株)は、同大学が開発した反応分離技術(イオン交換樹脂法、グリーン・サスティナブルケミストリー賞・ 文部科学大臣賞を受賞)の社会実装を目的に、未利用資源の利活用が可能な基盤技術を有する大学発ベンチャーとして2018年6月に設立された。イオン交換樹脂法は、イオン交換樹脂の入ったカラムを通過させるだけの簡便なフロー型のプロセスで、従来法では分離できなかった米油(米糠から抽出される植物油)製造工程の廃棄油から「トコトリエノール(通称：スーパービタミンE)」を分離回収できることが見出されている。同社は既に「こめトコトリエノール油」の製造販売事業などに着手しており、今後は他の健康機能成分の分離回収にも取り組み、東北地域の雇用創出などに資する大規模工場の設置などを目指しているという。
