国土交通省は、国際海運において2050年カーボンニュートラル(CN)を目指すとともに、IMO(国際海事機関)に対して米英等と共同で、同目標を世界共通の目標として掲げるべきであると提案した。国際海運からのCO2排出量は2018年時点で世界全体の約2.1%を占めており、その排出削減については、IMOで対策が講じられることになっている。IMOは、1)2030年までにCO2排出量40%以上削減(2008年比)、2)2050年までにGHG排出量50%以上削減(2008年比)、3)今世紀中なるべく早期の排出ゼロという目標に合意している。今後、令和3年11月開催のIMO第77回海洋環境保護委員会で、国際海運2050年CNを世界共通の目標とするべきと、米国・英国・ノルウェー・コスタリカと共同提案するとともに、同目標の実現に必須となる水素燃料船やアンモニア燃料船等について、世界に先駆けた実用化を目指し、グリーンイノベーション基金を活用した開発・実証に着手する。我が国は、最も主要な海運・造船国の一つとして、IMOにおける国際枠組み作りと技術開発との両面で、国際海運からのGHGの排出削減を牽引し、国際海運2050年CNの実現に積極的に貢献していくとしている。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 国際海事機関 | 温室効果ガス | 国土交通省 | IMO | カーボンニュートラル | GHG | 国際海運 | グリーンイノベーション基金 | 水素燃料船 | アンモニア燃料船 |
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