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 国交省、漂流「軽石」の回収技術を検討するWGを設置

発表日:2021.11.02


  国土交通省は、海底火山の噴火に伴う漂流軽石の効果的な回収技術を検討するため、「漂流軽石回収技術検討ワーキンググループ(WG)」を設置し、11月5日に第1回WGを開催すると発表した。同省では、令和3年8月に発生した海底火山「福徳岡ノ場」の噴火により、10月末には鹿児島県及び沖縄県の複数の港湾において軽石の漂流・漂着が確認され、フェリー航路の運休等、港湾利用への支障も発生している。海流等の状況によっては、今後、本州や四国などの港湾に軽石が漂流・漂着することも想定されるため、沖縄県内の港湾において実施している軽石回収技術の実証結果等を踏まえ、軽石が漂着した際に対処可能な技術を早急に取りまとめ、港湾管理者等の関係者に広く周知する必要があると判断した。今回、設置したWGは、関係団体、行政・研究機関の参画を得て、まずはこれまでの技術実証等によって得られた知見に基づく漂流軽石の効果的な回収技術について11月中を目途としてとりまとめるべく検討に着手するとしており、第1回WGでは沖縄県及び鹿児島県の港湾等における軽石漂流・漂着による被害状況の把握、軽石回収に係る技術実証の状況等の情報共有、漂流軽石の効果的な回収技術の検討を議題とするとしている。

情報源 国土交通省 プレスリリース
機関 国土交通省
分野 水・土壌環境
キーワード 国土交通省 | 海底火山 | ワーキンググループ | 沖縄県 | 鹿児島県 | 漂流軽石 | 福徳岡ノ場 | 軽石
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