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 岩手県、いわての水を守り育てる施策(令和2年度)の実施状況を紹介

発表日:2021.12.01


  岩手県は、いわての水を守り育てる施策の令和2年度の実施状況を取りまとめた。令和2年度は72の取組・事業を実施し、うち予算事業は44事業で約162億円。生態系の維持に配慮した河川整備、森林整備等を実施したほか、水環境のモニタリング等を通じた水質監視、汚水処理施設の整備による生活雑排水対策等に取り組み、公共用水域のBOD等環境基準達成率96.1%と良好に推移したとのこと。「新いわて水道ビジョン」に基づいて行った、水道事業者等への支援では、農業水利施設を活用した小水力発電設備の導入や下水熱の活用等、合理的・効率的な水の利用を促進する取組を行った。雨水利用設備を導入した県の公共施設の見学等による情報発信を行うとともに、水需給の動向調査を実施するなど、水の有効利用についての普及啓発や調査等に取り組んだ。県民・事業者等が実施する水環境保全活動に対する顕彰として「水と緑を守り育てる活動知事感謝状」を2団体に贈呈したほか、県内各地で水生生物調査等(調査参加者数3,452)を実施するなど、活発な活動が展開された。事業者等が県民と環境情報を共有するリスクコミュニケーションの取組を進めたほか、「環境学習交流センター」による出前環境講座や環境保全活動等の様々な機会を活用し、情報交換や普及啓発活動を行ったという。

情報源 岩手県 新着情報
機関 岩手県
分野 水・土壌環境
キーワード 小水力発電 | 水需要 | 岩手県 | 下水熱 | リスクコミュニケーション | 農業水利施設 | 新いわて水道ビジョン | 水生生物調査 | 環境学習交流センター | 水質監視|モニタリング
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