各管区気象台および沖縄気象台は、「日本の気候変動2020(文部科学省・気象庁)」に基づき、各都道府県における気候変動の観測成果・将来予測に関する情報をとりまとめたリーフレットを作成した。近年、気温の上昇や大雨の頻度の増加等、地球温暖化に伴う気候変動が各地域で進行してきており、今後更に深刻化していくことが予測されている。気象庁では、令和2年12月、文部科学省とともに日本の気候変動について、これまでの観測成果や、パリ協定の2℃目標が達成された場合にあり得る将来予測及び追加的な緩和策を取らなかった場合にあり得る将来予測を対比させてとりまとめた「日本の気候変動2020」を公表している。この「日本の気候変動2020」で使用した観測・予測データをもとに、各管区気象台および沖縄気象台は、各都道府県における気候変動の観測成果・将来予測に関する情報をとりまとめ、リーフレット形式で公表した。地方公共団体等における気候変動対策の基礎資料や、地域の気候変動について関心を持つきっかけにしてほしいという。