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 気象庁、気候サービスのための世界的枠組みに関するハイレベルタスクフォース第5回会合（最終会合）の結果を公表

  気象庁は、平成22年12月13日～15日に、スイス・ジュネーブで開催された、気候サービスのための世界的枠組み（以下、「枠組み」）に関するハイレベルタスクフォース第5回会合（最終会合）の結果を公表した。この「枠組み」は、世界の各国が気候変動への適応力及び気候リスク管理能力を備えることを目指すもの。今回の最終会合では、「枠組み」のあり方等に関する最終報告書について概ね合意が得られた。同報告書では、第1部で提供される気候サービスの現状、第2部で利用者が求める気候サービスと現実とのギャップを提示し、第3部で、そのギャップを埋めるための「枠組み」のあり方を提示。具体的には、気候サービスの利用のしやすさの改善、継続的な気候サービスの提供、気候サービスの基盤となる観測や研究の推進などを重視するとともに、途上国における気候サービスの改善のための能力開発を一つの柱とすべきとしている。同報告書は平成23年1月に公開され、平成23年5、6月に開催されるWMO世界気象会議において、同報告書に基づく「枠組み」の構成と実施計画が採択される予定という。

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