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 座間市内の有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)分析結果 1か所で目標値超過

発表日:2022.11.04


  神奈川県座間市は、令和4年9月に実施した有機フッ素化合物の調査・分析結果を公表した。有機フッ素化合物は、独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質であるが、近年、有害性や蓄積性などが明らかとなってきたため、製造、使用等が制限されている。本年10月には、神奈川県基地関係県市連絡協議会として外務大臣及び防衛大臣あてに「県内米軍基地からの相次ぐPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)等の流出に関する緊急要請」を提出し、立入調査や早急な対策等を要請していた。今回、座間市が独自に実施した市内8か所での有機フッ素化合物であるPFOSとPFOA(ペルフルオロオクタン酸)調査結果を公表。市内の地下水(6か所)および河川(2か所)で調査したところ、鳩川(平和橋下流流入排水路)で暫定目標値(50ng/L)を超過する180ng/Lが検出されたという。

情報源 座間市 プレスリリース(PDF)
〔参考〕県内米軍基地からの相次ぐPFOS等の流出に関する緊急要請(PDF)
機関 座間市
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 化学物質 | PFOS | 蓄積性 | 有害性 | 有機フッ素化合物 | 座間市 | 撥水剤 | 米軍基地 | 表面処理剤 | 鳩川
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