日本郵船(株)は、2010年4月1日より、同社の東京コンテナ・ターミナルで、次世代型太陽電池として期待される「CIS太陽電池」を用いた太陽光発電設備が本格稼働を開始したと発表した。この設備は、同社グループが2010年2月19日に導入し、試験運用してきたもので、CIS太陽電池の導入は国内のコンテナ・ターミナルで初となる。発電規模は135kWと大型であり、年間発電量は約130,000kWhで、ターミナル使用電力の約1%に相当するという。CIS太陽電池とは、主成分である3元素の銅(Copper)・インジウム(Indium)・セレン(Selenium)の頭文字をとった薄膜化合物系太陽電池で、需要過多により逼迫しているシリコンを使用しない太陽電池として注目されている。