ソーラーフロンティア(株)は、米国の100MWp(メガワットピーク)超級大規模太陽光発電所向けに、最大で150MWpのCIS薄膜太陽電池を供給する契約を結び、2011年の第4四半期に26MWp分を供給したと発表した。CIS薄膜太陽電池は、銅、インジウム、セレンを使用して、同社の独自技術で生産する次世代太陽電池であり、経済効率や発電性能が高いことが特徴。また、原料からリサイクル処理まで環境に配慮した設計・生産が行われている。今回供給する同発電所は、EDFエネルジ・ヌーベルの子会社であるエネクスコ社が、米国カリフォルニア州に建設するもので、第1段階である約60MWp分の設備は2012年末までに、残りの設備は2013年6月までに稼働を開始する予定。同発電所で生産される電力は約3万5,000世帯分の年間使用量に相当し、毎年およそ7万4,000トンの温室効果ガスの排出が削減されるという。