環境省は、第19回「日EU環境高級事務レベル会合」の開催結果を公表した(開催日:令和5年1月23日、オンライン開催)。日本と欧州委員会両者で開催された同会合では、両者が2021年に首脳レベルで合意した、日・EUグリーン・アライアンスに基づき、国内外の環境問題に対して野心的に取り組むことを改めて表明。日・EUグリーン・アライアンス運営作業計画の策定が進められていることを歓迎し、作業計画の中の環境保全に関する項目の内容を確認、今後数ヶ月のうちに具体的に実施していく意志を表明した。また、両者は、ネイチャー・ポジティブ経済と特定外来生物を特に取り扱う、昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施と、循環経済のためのプラスチックごみと包装・梱包材ごみ、バイオベース、生分解性、堆肥化可能なプラスチックを取り扱う製品設計に関する技術レベル対話の本年中の開催に合意した。また、G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合等の多国間枠組みにおける更なる協力を再確認したという。