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 気候ネットワーク、新小倉発電所6号機建設計画に意見

発表日:2023.09.14


  NPO法人気候ネットワークは、(仮称)新小倉発電所6号機建設計画に係る計画段階環境配慮書に対する意見を九電グループに提出した。気候ネットワークは地球温暖化防止のために市民の立場から提案や発信等を行う全国ネットワーク組織。今回、九電グループは、北九州市小倉北区にガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた高効率の発電方式(火力発電所)の建替えを計画している。総出力は120万キロワット(60万キロワット×2基)。気候ネットワークは、この計画に対し「大量にCO2を排出するLNG火力発電所を今後建設することは、激甚化する気候変動の現状や国際的な合意内容を考えれば、許容されるべきものではない。化石燃料を使うことそのものが問題であり、脱炭素社会への速やかな移行が求められる中、エネルギー事業者は脱炭素型の電源を追求すべきである」と問題視する。加えて、九電グループが策定したカーボンニュートラルビジョンとの関係や、計画で示しているカーボンフリー燃料の記述が明らかにされていない点、温室効果ガスであるメタンガスが漏洩する可能性についてなどを指摘している。

情報源 NPO法人気候ネットワーク プレスリリース・意見
機関 NPO法人気候ネットワーク
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | メタン | ガスタービン | 蒸気タービン | カーボンニュートラルビジョン | 気候ネットワーク | 新小倉発電所6号機 | 九電グループ | LNG火力発電所 | カーボンフリー燃料
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