国内ニュース


 東海再処理施設におけるガラス固化処理の計画、10年延期

発表日:2023.12.20


  (国研)日本原子力研究開発機構(JAEA)は、核燃料サイクル工学研究所東海再処理施設(TVF)におけるガラス固化処理の計画について、完了を10年延期すると発表した。TVFでは、高レベル放射性廃液のガラス固化処理を最優先で進めている。ガラス固化処理は、2号溶融炉から3号溶融炉への更新を行い、令和6年度末の運転再開を目指すとしていたが、これまでの点検・整備等を踏まえ、3号溶融炉の運転再開時期は、令和8年度第1四半期となる見通となっている。今回、ガラス固化処理を安定かつ着実に進めるため、これまでのガラス固化処理の進捗状況や今後必要となる点検・整備を踏まえ、3号溶融炉による運転再開時期とガラス固化処理完了時期を見直し、その結果を東海再処理施設安全監視チーム会合(原子力規制委員会)に報告した。今回見直した計画については、3号溶融炉運転後に改めて運転本数や残留ガラスの除去期間等の運転サイクルを精査し、計画に反映するとしており、引き続き、安全確保を最優先にガラス固化処理の完了に向けて取り組むという。

情報源 日本原子力研究開発機構 プレスリリース
機関 日本原子力研究開発機構
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード 溶融炉 | 原子力発電 | 原子炉 | 日本原子力研究開発機構 | JAEA | 原子力規制委員会 | TVF | 高レベル放射性廃液 | ガラス固化処理 | 東海再処理施設
関連ニュース

関連する環境技術