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 原子力規制委、震度5弱で変圧器破損を疑問視(石川県・志賀原発)

発表日:2024.01.10


  能登半島地震で北陸電力(株)志賀原子力発電所(石川県志賀町)の変圧器が破損したトラブルについて、原子力規制委員会は1月10日、原因究明等を北陸電力に求めるとした。原子力事業所の所在市町村である石川県志賀町において震度6弱以上が観測され警戒事態に至ったことから、原子力規制委員会・内閣府原子力事故合同警戒本部を設置し、志賀原発、東京電力ホールディングス株式会社柏崎刈羽原子力発電所等を対象に情報収集や関係機関への情報共有、対外的な情報発信等の対応を行ってきた。令和6年1月2日、北陸電力から志賀原子力発電所1号機における起動変圧器の油漏えい及び同発電所2号機における主変圧器の油漏えいについて、原子力発電工作物に係る電気関係報告規則第3条の規定に基づき、報告書の提出を受けた。今回、第57回原子力規制委員会は、能登半島地震における原子力施設等への影響及び対応を報告することを趣旨として開催された。油漏れについては、現在、北陸電力が原因調査中で復旧時期は未定とのこと。なお新規制基準適合性審査においては、令和6年能登半島地震に関する知見の反映内容についても確認していくという。

情報源 原子力規制委員会 お知らせ
機関 原子力規制委員会
分野 健康・化学物質
環境総合
キーワード 北陸電力 | 原子力発電 | 変圧器 | 原子力規制委員会 | 能登半島地震 | 志賀町 | 志賀原子力発電所 | 破損トラブル | 油漏えい | 新規制基準適合性審査
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