三崎恵水産は発泡スチロール削減に向けた新しい保冷箱「tunagu cool box」をリリースした。同社は、発泡スチロールの使用30%削減を目標とし、環境負荷の低減を目指している。水産事業者として、まぐろの輸送に大量の発泡スチロールを使用することが社会問題となっている。発泡スチロールは高い断熱性とコストの低さから多用されているが、その廃棄には産業廃棄物として多大なコストと環境負荷を伴うため、削減が急務となっている。同社はリサイクル可能な段ボールと植物由来の発泡体を組み合わせた「tunagu cool box」を開発した。新しい発泡体は、高い断熱性能があり、従来の発泡スチロールと同等の保冷効果を実現している。また、コーンスターチを主原料に、バイオマス原料を50%以上使用し、プラスチックの使用量を約60%削減、可燃ごみとして処分が可能である。さらに、製造過程でガスや化学薬品を使用しない水蒸気発泡製法を採用した環境に優しい素材となっている。現在取引先の顧客でテスト運用している「tunagu cool box」は、フィードバックを元に改良を重ね、2025年からの本格運用に向けて準備が進められている。
情報源 |
三崎恵水産 ニュースリリース(PRTIMES)
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機関 | (株)三崎恵水産 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | プラスチック使用量削減 | 環境負荷削減 | まぐろ問屋 | tunagu cool box | 三崎恵水産 | ゴミ問題 | エコロジカル素材 | 保冷効果 | CO²排出量削減 | 物流効率 |
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