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 プレママの不安やわらぐ?実家の畳と小児喘息はほぼ無関係

発表日:2024.08.02


  北海道大学環境健康科学研究教育センターの岩田特任准教授らは、妊娠中に過ごした住居の床材が古い「畳」であっても、出生児が「小児喘息」となるリスクは高くならないと発表した。この成果は、全国約10万組の親子を対象として行われている大規模・長期疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータから導き出されたもの。今回、北海道大学(エコチル調査北海道ユニットセンター)は約75,000人のデータを用いて、母親が妊娠中に過ごした住居の床材と4歳までの子ども(2011~2014年生)の小児喘息発症の関係を回帰分析した。その結果、妊娠中に過ごした住居が築10年以上で、床材が畳であった場合、“小児喘息と一定の関連性”が認められたが、リスクとしては非常に低いレベルであることが分かった。新しい住居では畳と小児喘息との関連性は認められなかったという。

情報源 北海道大学 TOPICS(研究発表)
機関 北海道大学
分野 健康・化学物質
キーワード 環境省 | 国立環境研究所 | 疫学調査 | エコチル調査 | 床材 | 回帰分析 | 畳 | 小児喘息 | 環境健康科学 | 妊娠中
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