日本学術振興会は、第40回国際生物学賞の受賞者をドイツのゼンケンベルク研究所・自然史博物館教授であり、フランクフルト大学教授のアンゲリカ・ブラント博士に決定した。授賞対象分野は「系統・分類を中心とする生物学」である。ブラント博士は、深海域と極域の生物を対象に、系統学・分類学、生態学、生物地理学、進化など幅広い研究を行っている。特に、南極域の深海生物調査プロジェクトANDEEPを主導し、南極深海域の種多様性が従来考えられていた以上に複雑であることを示した。また、北太平洋での探検により100種を超える新種を発見し、深海データのデジタル化を推進した。これらの業績により、ブラント博士は国際生物学賞の受賞者として最もふさわしいと判断された。
情報源 |
日本学術振興会 ニュース
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機関 | (独)日本学術振興会 |
分野 |
地球環境 自然環境 環境総合 |
キーワード | デジタル化 | 深海生物 | 生物地理学 | 種多様性 | 新種発見 | 分類学 | 国際生物学賞 | 系統学 | 南極域 | ANDEEPプロジェクト |
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