(株)ブリヂストンは、地球温暖化防止に向けてクリーン開発メカニズム(CDM)の取り組みを2008年度より開始する。CDMとは、京都議定書で定められた経済的措置の1つで、先進国が発展途上国で温室効果ガス削減プロジェクトを実施し、生じた削減分を自国の排出削減目標達成に利用できる制度。同社では、温暖化ガス削減目標として2012年までに1990年度対比6%削減を掲げて取り組んでおり、CDMの活用により目標達成に努める。具体的には、国内タイヤ工場でCO2排出量削減に実績のあるコ・ジェネレーションシステムを海外のタイヤ工場へ展開し、これをCDMプロジェクトとして、温室効果ガス削減と現地の持続可能な発展に貢献することを目指す。候補地としては、東南アジア等を検討しているという。