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 中部電力（株）、高い分解処理性能をもつハロン分解処理技術を開発

  中部電力（株）は、地球環境問題への取り組みの一環として、中京フロン（株）と共同で、高い分解処理性能をもつハロン分解処理技術を開発し、2010年6月17日よりハロン分解処理事業を開始すると発表した。ハロン（ハロゲン化炭素）は、燃焼抑制能力が高いため、コンピュータ室、電気室など、水を使用できない場所での消火剤などに使われてきたが、地球温暖化やオゾン層破壊の原因となるため、1994年以降は「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」により製造が禁止されている。現存するハロンは、特定非営利活動法人「消防環境ネットワーク」により、保有数量等が管理されているが、今後、代替の消火剤への転換により、再利用されない余剰ハロンの増加が予想されている。そこで同社と中京フロンは、臭素などの有害ガスの発生を抑制する「固体アルカリ反応方式」によるハロン分解処理技術を開発し、フィールド検証試験により高い分解性能を確認したという。

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