中部電力(株)は、中京フロン(株)及びタスコジャパン(株)と共同で、夏季のフロン回収作業を効率化する「可搬式フロン回収ボンベ冷却機」を開発し、タスコジャパン(株)より販売を開始すると発表した。フロンは、空調機等の冷媒として用いられているが、オゾン層破壊や地球温暖化の防止のため、使用後の回収が法令で義務付けられている。従来、フロン回収時には、圧縮によって放出される熱によりボンベ内の圧力が上昇し、充填の効率が下がって回収時間が長くなるという問題があった。そこで、同社らは、ヒートポンプ技術を活用して回収ボンベを適当な温度に効率よく冷却し、圧力の上昇を抑制する可搬式フロン回収ボンベ冷却機を開発。これにより、従来、周囲温度35℃でフロンを10kg回収するのに4時間以上要していたところ、1時間で完了できるという。また、軽量・コンパクトで、空調機等の設置場所に回収機とともに持ち込むことができるという。
情報源 |
中部電力(株) プレスリリース
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機関 | 中部電力(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ヒートポンプ | 中部電力 | フロン回収 | 冷却機 | 中京フロン | タスコジャパン | 空調機 | 冷媒 |
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