経済産業省は、「プラスチック使用製品設計指針」に基づき、清涼飲料用ペットボトル容器、文具、家庭用化粧品容器、家庭用洗浄剤容器の4製品分野における設計認定基準を公表した。この基準は、プラスチック資源循環促進法に基づく制度の一環であり、特に優れた設計を施した製品を主務大臣が認定することで、資源循環型社会の形成を後押しすることを目的としている。
プラスチック資源循環促進法は、製品設計段階から3R(リデュース・リユース・リサイクル)+Renewable(再生可能資源の活用)を推進することを求めており、認定制度はその実効性を高める仕組みである。認定を受けた製品は、グリーン購入法に基づく優遇措置や、リサイクル設備への支援などを通じて普及が促進される。
今回策定された設計認定基準では、製品の構造や素材選定に関する詳細な要件が定められている。例えば、素材の単一化、分解・分別の容易化、再生プラスチックやバイオプラスチックの使用、長寿命化設計などが求められる。また、製品のライフサイクル全体を通じた環境負荷の評価や、情報発信体制の整備も重要な要素とされている。
認定を受けるには、国が指定する調査機関による技術的調査を経て、設計指針への適合性が確認される必要がある。指定調査機関には、(公財)廃棄物・3R研究財団や(一財)ボーケン品質評価機構が含まれる。
| 情報源 |
経済産業省 ニュースリリース
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| 機関 | 経済産業省 |
| 分野 |
ごみ・リサイクル |
| キーワード | 3R | 環境配慮設計 | バイオプラスチック | グリーン購入法 | 再生プラスチック | 指定調査機関 | プラスチック資源循環促進法 | ライフサイクル評価 | 設計認定制度 | 製品設計基準 |
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