環境省は、平成22年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)において、実証機関である特定非営利活動法人地中熱利用促進協会が実証対象技術7件を選定したと発表した。同事業は、既に適用可能な段階にありながら、客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及等を目指すもの。今回、実証対象技術として、1)システム全体では、三菱マテリアルテクノ(株)大宮新館における地中熱利用ヒートポンプ空調システムなど3件、2)地中熱・下水等専用ヒートポンプでは、ゼネラルヒートポンプ工業(株)の高温型水冷式ヒートポンプチラーなど3件、3)地中熱交換部では、(株)福島地下開発本社事務所における地中熱交換井の1件、がそれぞれ選定された。