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 環境省、インターアカデミーカウンシル(IAC)によるIPCCレビュー報告書について発表

発表日:2010.08.31


  環境省は、インターアカデミーカウンシル(IAC)が気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の要請を受けて実施していた、IPCCのプロセスや手続きに関するレビューについて、平成22年8月30日に報告書が公表されたと発表した。同報告書では、IPCCのこれまでの評価プロセスは、全体としてIPCCの当初の目的を果たしていると評価。しかし、科学の進歩、気候に関する議論の活発化、気候変動をめぐる社会の受け止め方に変化が生じていることを踏まえ、IPCCがこれらの変化に適応していくことが必要だとして、1)統制(ガバナンス)と管理(マネジメント)、2)査読プロセス、3)不確実性の特徴付けと伝達、4)コミュニケーション、5)評価プロセスの透明性という5項目について主要な勧告を提示。具体的には、統制と管理のための「執行委員会」の設立や、コミュニケーション戦略の完成等を求めるとともに、定量的な確率は十分な証拠がある時に限って用いるべき等の勧告を行っている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
キーワード 環境省 | 気候変動 | IPCC | コミュニケーション | IAC | インターアカデミーカウンシル | レビュー | 透明性 | 査読 | 不確実性
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