(株)矢野経済研究所は、リチウムイオン電池市場に関する調査結果を「2011年版 リチウムイオン電池市場の現状と将来展望」にまとめた。同調査によると、2011年度におけるリチウムイオン電池(LIB)の世界市場規模は、前年度比108.2%の1兆1,693億円(メーカー出荷金額ベース)となる見込みで、2015年度の世界市場規模は2兆8,834億円(同)と予測されている。また、2012年度以降、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)・ハイブリッド車(HEV)への車載用LIB市場が徐々に立ち上がっていく見込みで、2015年度にはLIB世界市場規模全体の33.0%を占め、車載用LIB市場は9,520億円になると予測している。さらに、東日本大震災、原発事故を契機に、工場等における停電対策としてのUPS(無停電電源装置)の導入や、節電対策としての蓄電用途など、産業用LIBの需要も前倒しで発生しており、2015年度には市場規模全体の15%を占め、産業用LIB市場は4,326億円になるという。
情報源 |
(株)矢野経済研究所 YRIマーケットNow!
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機関 | (株)矢野経済研究所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ハイブリッド車 | リチウムイオン電池 | 電気自動車 | EV | プラグインハイブリッド車 | 蓄電 | 市場調査 | 矢野経済研究所 | PHEV | 節電 |
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