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 日本電気(株)、米国電力中央研究所と大容量リチウムイオン蓄電システムの共同実証実験に合意

発表日:2010.09.29


  日本電気(株)(NEC)は、米国最大の電力技術に関する研究所である米国電力中央研究所(EPRI)とともに、EPRIのテネシー州ノックスビル試験場において、NECのリチウムイオン電池技術を用いた大規模蓄電システムの実証実験に向けた連携を開始すると発表した。この実証実験は、蓄電システムの応用範囲の拡大を探るために実施されるもので、NECが出力25kWの蓄電システムを開発し、将来的なスマートグリッドへの適用に向けた初期段階の実験用としてEPRIへ提供。EPRIは、スマートグリッドに向けた電力事業をサポートする様々な蓄電システムの評価を行い、米国の電力会社との共同研究用として、出力1MW以上の蓄電システムを開発する予定である。米国では、風力・太陽光発電の安定出力、配電系の電力変動調整、商業ビル・住居等の夜間電力貯蔵などへの蓄電システムの応用が期待されている。今後、同社は、蓄電システムをはじめとするスマートグリッド関連事業をグローバルに創出することを目指すという。

情報源 日本電気(株) プレスリリース
機関 日本電気(株)
分野 地球環境
キーワード リチウムイオン電池 | NEC | 日本電気 | 実証 | 蓄電 | スマートグリッド | EPRI | 米国電力中央研究所
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