(株)矢野経済研究所は、リチウムイオン電池世界市場に関する調査結果を「2010年版 リチウムイオン電池市場の現状と将来展望」にまとめた。同調査によると、2010年度におけるリチウムイオン電池の世界市場規模は、前年度比112.6%の1兆949億円となる見込み。また、ポータブル機器向け需要は今後も緩やかに増加し、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)・ハイブリッド車(HEV)など、リチウムイオン電池を搭載した電動自動車が、2011年度から2013年度にかけて各自動車メーカーから一斉に販売される見込みであり、リチウムイオン電池の大幅な需要増加が期待できることから、2015年度の世界市場規模は3兆560億円と予測されている。その他にも、電動工具、電動バイク、電動アシスト自転車等の中・小型用途や、スマートグリッド関連の蓄電用途等、産業用途の中・大型リチウムイオン電池の搭載事例が相次いでおり、特に産業用途は2015年度以降の需要拡大が期待されるという。
情報源 |
(株)矢野経済研究所 YRIマーケットNow!
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機関 | (株)矢野経済研究所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ハイブリッド車 | リチウムイオン電池 | 電気自動車 | EV | プラグインハイブリッド車 | スマートグリッド | 市場調査 | 電動アシスト自転車 | 矢野経済研究所 | PHEV |
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