(株)矢野経済研究所は、ハイブリッド車(HV)/電気自動車(EV)向けパワーコンポーネントの世界市場に関する調査結果を「2011 HV/EV向けキーデバイス・コンポーネントの最新動向と市場展望」にまとめた。HV/EV向けパワーコンポーネントとは、高電圧バッテリ(二次電池)から、駆動用モータ/発電機ヘッドライトなどの各種補機類に電力を供給するために必要となる電力変換システムで、主にPCU(パワーコントロールユニット)に搭載されたインバータ、コンバータのこと。同調査によると、バッテリからの直流電力を交流電力に変換し、モータ/発電機を駆動する役割であるインバータの2010年における世界市場規模(メーカ出荷金額ベース)は、前年比18.7%増の413億5,600万円となった。一方、HV/EVに搭載された高電圧バッテリから各種補機類に電力を供給するために必要となる降圧用DC/DCコンバータは、前年比12.8%増の98億7,000万円に拡大した。今後、自動車メーカからのHV/EVの市場投入が相次ぐため、2010年から2015年までの年平均成長率は、インバータが16.9%、DC/DCコンバータが26.3%になる見込みという。
情報源 |
(株)矢野経済研究所 YRIマーケットNow!
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機関 | (株)矢野経済研究所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ハイブリッド車 | 電気自動車 | EV | 市場調査 | 二次電池 | HV | インバータ | 矢野経済研究所 | パワーコンポーネント | コンバータ |
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