東京電力(株)は、茨城県内の鹿島火力発電所敷地内で設置を進めているガスタービン発電設備をコンバインドサイクル方式に変更することとし、その実施計画を取りまとめた。平成23年3月11日の震災以降、電力需給が逼迫する中で、同社では、緊急的な供給力確保策の一環として、鹿島火力発電所敷地内にガスタービン発電設備3台(合計出力80.4万kW:26.8万kW×3)の設置を進めている。今回、同設備について、当初の予定どおり平成24年7月までに運転開始させるとともに、その後、平成26年7月までに全3台をコンバインドサイクル方式に変更し、恒常的な電源として活用していくこととした。コンバインドサイクル方式への変更に伴い、ガスタービン発電設備に対して、排熱回収ボイラ、蒸気タービンおよび発電機などが追加設置される。これにより、ガスタービンの排熱を有効利用し、新たな発電用燃料を使用することなく、出力を合計で約44万kW増加させ、熱効率の向上を図ることができるという。また、排熱回収ボイラに併設される排煙脱硝装置により、運転時に発生する窒素酸化物の排出量を抑制し、環境負荷の低減を図ることができるという。
情報源 |
東京電力(株) プレスリリース
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機関 | 東京電力(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | コンバインドサイクル発電 | 排煙脱硝 | 窒素酸化物 | 東京電力 | 高効率 | ガスタービン | 蒸気タービン | 東日本大震災 | 電力需給 | 鹿島火力発電所 |
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